寒さ対策としてカーペットやストーブが準備された避難所=鹿島市の鹿島小体育館

 玄海原発から約25キロに位置している伊万里市大川町の住民約80人は、避難先となっている鹿島市の鹿島小学校体育館へバスや自家用車で移動した。館内にはストーブやカーペットが用意され、冬季に発生した場合の寒さ対策を確認した。

 佐賀地方気象台によると、この日未明の伊万里市や嬉野市の観測地点では氷点下を記録した。館内には、長さ約30メートルのカーペットを3枚敷き、ストーブ10台を設置。参加住民には使い捨てカイロも配布した。

 訓練の担当者によると、実際に災害が発生した直後に暖房器具を準備することは難しく、設置まで2~3日を要するという。初めて参加した池田講和さん(67)は「今日はそこまで寒いと感じなかったが、実際には自分たちで防寒対策をする必要性を感じた」と振り返った。

 伊万里市大川町の久浦行寿区長(66)は「すぐにこれだけの暖房器具が設置できるとは考えにくい。避難者には高齢者も多く、長時間滞在することなども想定すると十分な寒さ対策が必要」と述べた。

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