笹井宏之さん没後10年のコンサートで演奏する父の筒井孝司さん(左)と桃谷法信さん=有田町の匠

 有田町の歌人・笹井宏之さん(本名筒井宏之、享年26)の没後10年のメモリアルコンサートが1月31日、同町の陶磁器製造販売「匠」であった。笹井さんの短歌にメロディーをつけた曲などを、父親の筒井孝司(67)さんと音楽仲間らが演奏し合唱。ゆかりの人たちが夭逝(ようせい)の歌人をしのんだ。

 ステージでは、桃谷法信さん(70)=同町=が笹井さんの短歌を歌詞に作った曲などを、桃谷さんがギター、筒井さんがオカリナで演奏。筒井さんは、笹井さんが好きな一青窈の「ハナミズキ」も碗琴(わんきん)で奏でた。筒井さん所属の男声合唱団「とうせん・ズ」や、地元のコーラスグループ「メロディーバード」も歌声を披露した。

 筒井さんは「お世話になった人たちが集まってくれた。10年の間、宏之の心にとどめてもらえるなんて」と笹井さんの作品の力に感じ入っていた。コンサートは1日にも有田中部小であり、児童たちが笹井さんの作品を朗読した。

 筒井さんと桃谷さんらによるコンサートは13日午後7時から同町上本の法泉寺、16日同7時から武雄市の京都屋でも開く。無料。問い合わせは桃谷さん、電話090(4989)1768へ。

このエントリーをはてなブックマークに追加