本野隅一さん

本野隅一さん82歳(唐津市)

 元佐賀県庁農林部職員。生まれ育った地で農園管理に汗を流す。ビデオ撮影が趣味で、NHK佐賀のニュース番組内「撮っておきマイビデオ」で常連の投稿者。

 ■東松浦郡玄海町の脇山伸太郎町長は25日、九州電力玄海原発で建設の手続きが進む使用済み核燃料の乾式貯蔵施設を巡り、「税収としては長期間の方がいい」と、使用済み核燃料の長期保管を容認するような自身の発言について「蛇足だった」と陳謝し、「半永久的に保存されるとは思っていない」と釈明した。(26日付22面)

 原発、中でも使用済み核燃料処理が問題になっているのに「税収面でいいから」とは信じられない。「蛇足だった」も言い訳に聞こえた。行政のトップに立つ人の発言は重大である。自然エネルギー活用重視へ、政策転換を考える時ではないかと思う。

 ■女子テニスの大坂なおみ(21)=日清食品=が26日、メルボルンで行われた四大大会第1戦、全豪オープンのシングルス決勝でウィンブルドン選手権を2度制した28歳のペトラ・クビトバ(チェコ)を7―6、5―7、6―4で下して初優勝し、昨年の全米オープン初制覇に続く四大大会2連勝の快挙を達成した。(27日付1面)

 勝ち上がっていく中、通っている「ゆめさが大学唐津校」でも同世代の女性たちが期待を込めて話題にしていた。普段はテニスを見ないが、この決勝はテレビ観戦した。世界の頂点に立つまでの道のりの厳しさを感じ取った。

 ■第72回東西松浦駅伝大会は27日、有田町東出張所前から唐津神社までの8区間59・8キロで競い、SUMCO伊万里が3時間18分22秒の大会新で2年連続13度目の優勝を飾った。2位は玄海町体協、3位は唐津市消防本部だった。(28日付1面)

 たすきをつなぐ駅伝、常勝チームによる13秒更新の大会新とあった。みんな心を一つにしてこそ達成できたのだろう。中学2年の時、クラス対抗駅伝で学年優勝したことを思い出した。駅伝を通して「根気よく続ける」「自信を持つ」ことの大切さを学んだような気がする。

 ■太良町森林組合(村井樹昭組合長)が手がける製材所「多良岳材加工施設」が完成した。多良岳山系の高品質木材の供給を目指して建設され、28日の落成式では関係者約120人が念願だった施設の完成を祝った。(29日付17面)

 森林組合が自前の製材所を持つことで「森林所有者の所得向上につなげる挑戦となる」とあった。いま、わが家の山林もお荷物、宝の持ち腐れになろうとしている。町から製材所が消えて久しい。この取り組みが県内のほかの林産地へも波及することを期待したい。

 ■毎月勤労統計の不正問題で厚生労働省は29日、外部の有識者委員で構成する特別監察委員会の調査を全面的にやり直す方針を決めた。不正に関係したとされる同省職員・元職員のうち7割近くは外部委員が聴取せず、「身内」の職員だけで話を聞いていたとして、国会での答弁を訂正した。(30日付1面)

 通常国会が始動するなどして、ここに来てやっとこの問題の本質が見え、動きだした感がある。統計は国政の基幹。すべての判断の基本だけに、これがゆがめられ、法律違反の可能性ありなど、あってはならないことである。県庁勤め38年間の経験と反省から、ルールに従った取り組みが大原則である。再調査の結果と、今後の動向をしっかり見届けたい。

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