3回戦・トヨタ紡織九州-北陸電力 後半、相手ゴールに迫るトヨタ紡織九州のRB李琅鎬=熊本県の山鹿市総合体育館

 ハンドボールの第70回日本選手権(男子の部)第3日は31日、熊本県の山鹿市総合体育館で3回戦4試合があった。佐賀県勢は日本ハンドボールリーグのトヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)が北陸電力(福井)に26-25で競り勝ち、準々決勝に進んだ。

 トヨタ紡織九州は前半、攻撃のミスが続いて追いかける展開になった。8分に最初のタイムアウトを取って立て直すと、CB田中大介、RB松浦慶介の連続得点で5-5の同点に追い付いた。その後は一進一退の攻防を見せたが、終了間際に失点し、13-14で折り返した。

 後半は新加入のRB李琅鎬(イ・ウンホ)を投入。5分に李のゴールで17-16と勝ち越すと、終盤の勝負どころではGK岩下祐太が好セーブを連発した。最後はLW梅本貴朗がシュートを決めて接戦を制した。

 準々決勝にはほかに琉球コラソン(沖縄)、トヨタ自動車東日本(宮城)などが進出。湧永製薬(広島)は社会人チームの東京トライスターズに敗れた。

 トヨタ紡織九州は1日午後4時から同会場でトヨタ車体(愛知)と対戦する。

 

 ▽男子3回戦

トヨタ紡 26 13-14 25 北陸電力

織九州     13-11    (福井)

 

 新戦力RB李2得点

 ○…期待の新戦力が躍動した。初戦の3回戦に臨んだトヨタ紡織九州レッドトルネード(神埼市)は、ことし新加入した韓国代表の左腕、RB李琅鎬(イ・ウンホ)が後半に登場。日本に来て初めての試合で「緊張して動きが悪かった」と話しながらも2得点を挙げ、チームの勝利に貢献した。

 北陸電力を相手に1点ビハインドで迎えた後半。トヨタ紡織九州の金明恵(キム・ミョンヘ)監督は、合流間もないRB李をコートに投入した。李は後半5分、鋭いシュートで初ゴールを決めると、その1分後には相手の間合いを外したステップシュートに成功。守備でも素早い出足で相手エースの攻撃を防いだ。

 トヨタ紡織九州のエース金東チョル(キム・ドンチョル)と韓国リーグでともにプレーし、同リーグ得点王の経験もある実力者。「コンディションを上げて、あしたはもっといいプレーを見せたい」と話し、準々決勝のトヨタ車体戦に向けて意気込んだ。

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