佐賀県警サイバー犯罪対策課と唐津署は31日、東松浦郡玄海町役場から私的利用で個人情報を持ち出したとして、玄海町個人情報保護条例違反の疑いで、町住民福祉課長(53)=玄海町仮屋=を逮捕した。

 逮捕容疑は、私的利用のために他人の個人情報を収集する目的で、2017年5月18日、13年3月時点の全町民に当たる約6300人の個人情報が記録されたデータを町役場から持ち出した疑い。「弁護士と接見した後で話す」と述べ、容疑の認否を保留している。

 サイバー犯罪対策課によると、持ち出されたのは住民基本台帳をもとに作られたデータで、町民の住所、氏名、生年月日、性別などが記されている。第三者への流出の有無を調べている。

 別の不正アクセス事件に絡み、昨年11月下旬に容疑者宅を捜索した際に押収したパソコンやスマートフォンなどを解析したところ、個人情報のデータが見つかった。外付けのハードディスクからは役場の内部資料約35万件も見つかっている。

 脇山伸太郎町長は取材に対し「今朝聞いて驚いた。詳しいことはまだ分からないので、捜査を見守りながら対応したい。職員には個人情報を慎重に扱うよう伝えた」と話した。

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