養成塾の第1期生として研さんを積む(左から)前田修造さん、木須栄作さん、麻生朗さん=佐賀市の県JA会館

 佐賀銀行、JAバンク佐賀、日本政策金融公庫佐賀支店が連携し、佐賀県内の若手農業者を支援する「佐賀農業経営トップランナー養成塾」が30日、開校した。三つの金融機関が持つ農業経営に役立つ情報を、講座を通して提供することで、経営の一層の発展につなげてもらう狙い。次世代の佐賀農業を引っ張るような人材の育成を目指す。

 第1期生に選ばれたのは、青じそを製造・販売する麻生朗さん(38)=唐津市、米麦の大規模農家の木須栄作さん(38)=伊万里市、小ネギの生産・販売を手がける前田修造さん(26)=伊万里市=の3人。県農業法人協会若手会のメンバーで、既に先進的な若手農家として活躍している。

 講座は3月まで全3回で、2月13日の初回は、バランスシートの見方や金融機関の審査ポイントを学ぶ。その後は商談会の実践講座や事業承継の留意点、6次産業化に向けた商品力のチェックと改善など、塾生がそれぞれ課題に挙げたテーマについて各金融機関の担当者や税理士らが個別にアドバイスをする。

 JA佐賀信連の川崎裕之常務理事は開校式で「農業は本県の基幹産業であり、これを支えることは地元の金融機関の使命」と強調した。塾生を代表してあいさつした麻生さんは、これまで経営者として成長するために必要な専門知識やノウハウを習得する機会がなかった点に触れ、「経営上の悩みや課題にじっくりと向き合い、解決に向けて大きく一歩を踏み出すことができる。講座で学ぶことを経営に反映させ、後に続く若手の農業経営者のいいモデルになるように励んでいきたい」と抱負を述べた。 

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