太良町森林組合が建設した多良岳材加工施設=太良町多良大川内

 佐賀県太良町森林組合(村井樹昭組合長)が手がける製材所「多良岳材加工施設」が完成した。多良岳山系の高品質木材の供給を目指して建設され、28日の落成式では関係者約120人が念願だった施設の完成を祝った。

 県内有数の林業産地、多良岳。組合は適切な枝打ちや間伐を行い、銘柄材作りに力を注いできた。自前の製材所を持つ取り組みは、林業が廃れていく現状に対抗し森林所有者の所得向上につなげる挑戦となる。

 式典には山口祥義知事も出席し「長い視点で山を守るために団結する姿勢に感銘を受ける」と祝辞。岩島正昭町長は「林業を取り巻く環境が厳しさを増す中、決意と覚悟ある挑戦。完成は町にとって喜び」と述べた。

 加工施設は約300平方メートル。県と町から3分の1ずつ補助を受け、3378万1千円で整備した。自然乾燥させる優良材を生産し、今後は受注体制の確立「林業の6次産業化」を目指す。

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