上京した当時、自分のキャラクターを追求し「佐賀で育った田舎もん」を意識して活動してきたと話すはなわさん=佐賀市のGEILS

 幕末佐賀の藩校・弘道館をイメージした県の事業「弘道館2」の10時間目が27日、佐賀市のライブハウスGEILS(ガイルス)で開かれた。佐賀県育ちのお笑い芸人はなわさんが自身の“哲学”を語ったほか、受講者の夢や佐賀への愛を曲に仕立て、全員で歌い上げた。

 講義では「根拠のない自信」「唯一無二」など四つのキーワードを軸に自らの人生哲学を語った。小学5年生で佐賀県に引っ越してきたはなわさんは当時、「佐賀には何もない。佐賀やけん仕方ない」と故郷に自信のない大人が多いことに違和感を覚えたという。佐賀を拠点に生活しながら芸能活動を続けるはなわさんは「佐賀だから何もできないことは一つもない」と語り、「芸能界でも自信がある人が活躍している。うそでもいいから自信を持って生きるのが大事」と訴えた。

 さらに、独特な髪型やベースで歌う芸人など、これまでにはない“唯一無二”の芸風で売り出したことで芸能界で活躍できたと自己分析。「失敗もあるが困難を進んだ方が後々自分に返ってきて強くなる」と振り返った。

 ワークショップでは、受講者の夢や悩みを聞いて作詞、作曲。約1時間半で曲を作り上げ、完成した曲を参加者全員で熱唱した。

 早稲田佐賀中2年の古川瑠璃さん(14)は、「自分の考えを確立して、幅広く活躍しているのはすごい。勉強だけでなくいろいろなことに挑戦してマルチな人間になりたい」と話した。

 学生や社会人など約80人が受講、観覧した。

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