無病息災や家内安全などの願いを込め、的を目がけて矢を放つ参加者たち=神埼市神埼町横武の乙龍神社

 神埼市神埼町横武にある乙龍神社で27日、地区伝統行事「百手(ももて)まつり」が行われた。地元住民ら約60人が無病息災や豊作などの祈りを込めて矢を放った。

 百手まつりは、江戸時代ごろから続いていると地元で言い伝えられている伝統行事で、神埼市の重要無形文化財に指定されている。

 「大的」と「紙的」、わらで作った「菱(ひし)的」の三つの的があり、「鬼」と書かれた紙が貼られた大的を射抜くと無病息災や地区の安全、紙的は家内安全、菱的に矢が刺さると豊作になるという。

 「まとい、まとい」というかけ声に合わせて矢を放ち、それぞれの8メートル離れた位置から的に命中させると拍手や歓声が起きた。横武地区の内田良治区長(76)は「『鬼』がいち早く落ちた。横武の平穏が保たれ、いい年になることを願っている」と話した。

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