LGBT(性的少数者)支援に取り組む佐賀大学CARASS代表の健崎まひろ氏と、FRENS(福岡県)代表の石﨑杏理氏のトークイベントが26日、佐賀市のメートプラザ佐賀で開かれた。「人権ふれあい映画上映会」の一環で企画され、LGBTを題材にした映画の感想やLGBTの在り方を語った。

 2017年公開の「彼らが本気で編むときは、」(荻上直子監督)の上映後に行われた。映画はトランスジェンダーのリンコと育児放棄された小学生のトモ、リンコの恋人でトモの叔父のマキオの共同生活を描いた人間ドラマ。差別や偏見、性別変更や結婚の問題を扱っている。

 体と異なる性の意識に、健崎さんは「リンコは性の不一致を早くに認識したようだが、小・中学生の間は意識が無くても、高校生になってから気付く場合もある」といい、「中には男女を分けることに違和感を持つ人もいる」と多様な性の在り方を説いた。

 女性の意識を明確に持ったリンコを受け入れる母親の対応に、石﨑さんは「映画のように“そのままのあなたでいい”という姿勢が大切で、親が一緒になって安心して暮らせるよう一緒に考えることが理想」と話した。

 上映会は、映画を通して人権問題への理解と認識を深め、人権尊重の意識を高めるために開いた。この日は2部構成で、約500人が来場した。

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