毎年「つつじまつり」が開かれている大興善寺。基山町歴史的風致維持向上計画の核の一つとなる=三養基郡基山町

 佐賀県基山町が策定した町内の歴史・文化資源を生かして地域振興につなげる計画が、「地域における歴史的風致の維持向上に関する法律(通称・歴史まちづくり法)」に基づく国の認定を受けた。県内では佐賀市に続き2例目。町内の史跡や伝統芸能などの保全、向上を図り、地域活性化につなげる。

 同町は昨年10月、町民や学識経験者らによる「町歴史まちづくり推進協議会」(会長・大森洋子久留米工業大教授)を発足。国指定史跡「基肄(きい)城跡」周辺や「つつじ寺」として有名な大興善寺周辺、基山駅前など町域の約4分の1にあたる577ヘクタールを重点地区に定め、歴史文化遺産を町の活性化に役立てるための方針を「町歴史的風致維持向上計画」にまとめた。

 認定を受け、町は来年度から具体的な計画を立て、基山(きざん)山頂にある基肄城跡顕彰碑や神社仏閣などの建物の保存修理、「御神幸祭」など地域で守ってきた伝統芸能の用具修理や後継者育成に取り組む予定。町は「町内の歴史的資源を磨き上げ、観光振興など地域活性化に生かしていきたい」と話している。

 同法は、地域の歴史的な風情、情緒を生かしたまちづくりを支援しようと2008年に施行。市町村が作成した歴史的風致維持向上計画を国が認定することで、法律上の特例や各事業への支援が受けられる。

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