農地や水環境を守る取り組みについて発表する代表者=佐賀市文化会館

 農業、農村が持つ多面的機能について考える佐賀県農地・水・環境フォーラムが19日、佐賀市で開かれ、参加者は景観や伝統文化などの資源を、地域が一体となって保全、継承していく大切さを再認識した。

 事例発表では「西与賀地区農地・水・環境保全組織」(佐賀市)が、農家だけではなく、小学生との田植えや稲刈り、水生生物の調査、大学生とのワークショップなど学校教育と連携しながら、環境教育に力を入れていることなどを説明した。

 「下大町地区の農地を守る会」(大町町)は、農用地や水路、農道、ため池の補修といった取り組みについて発表。若者が地域から流出する現状を挙げ、「今後は後継者の育成が最大の課題」と強調。農業に関わりのない人とも交流を深めながら、コミュニティーの維持、発展のために、知識と経験を若年層に伝えていく大切さを訴えた。

 フォーラムは、県内の自治体や県土地改良事業団体連合会、農業団体などでつくる県農地・水多面的機能推進協議会が毎年開催。元農水省職員で、むらづくりアドバイザーの三善浩二氏の講演もあった。

このエントリーをはてなブックマークに追加