冷凍網ノリの品質をチェックする業者=佐賀市の佐賀海苔共販センター

 佐賀県沖の有明海で養殖された冷凍網ノリの今季初入札会が25日、佐賀市の佐賀海苔のり共販センターで開かれた。海況が悪く、西南部地区の一部ではノリの色落ちも見られていることから、関係者が19円程度を期待した平均単価は16円45銭と伸び悩み、厳しいスタートになった。

 入札会の日程の関係で、一番摘みだけでなく二番摘みのノリも出品されたため、販売枚数は昨年より約1億8千万枚多い2億8086万枚に上り、販売金額は46億2090万円だった。一番摘みの中から選抜される最高級品の「佐賀海苔 有明海一番」は19万2500枚出品され、平均単価は102円18銭だった。

 昨年末の網の張り込み以降、水温が高く、降水量が少ない状態が続き、栄養塩不足が深刻化している。この日の平均単価は、佐賀市支所より東が17~18円台とまずまずの結果だった一方、西南部では10円を切る支所もあり、明暗が分かれた。県有明海漁協の松尾修参事は「小まめな摘採(摘み取り)と管理を行いながら海況が好転するのを待つしかない」と話した。

 この日の入札会は山口祥義知事も視察し、「県も全力でサポートする態勢を取っている」と述べた。

 冷凍網ノリの入札会は4月まで計6回実施される。漁協は秋芽ノリ(3回)も含めた販売枚数18億5千万枚、販売金額231億2500万円を目標に掲げ、16季連続日本一を目指している。

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