プレゼンテーションの内容について生徒とやりとりする佐藤可士和さん=有田町の有田工高

佐藤可士和さんとポーズを決める生徒たち=有田町の有田工高

 クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん(53)が25日、有田町の有田工高(津川久博校長)で総仕上げとなる特別授業を行った。デザイン科3年生37人がグループごとに、来年度の課題研究のテーマについてプレゼンテーション。実際に取り組む2年生32人の投票でテーマを決定した。佐藤さんは来年度も同校で授業を行うことを発表した。

 佐藤さんの授業は昨年10月に初回を行い、同12月のテレビ会議での助言を経て、今回が総仕上げ。3年生が6班に分かれ、ニュース番組風や寸劇の演出を交えながら課題研究のテーマとコンセプトを発表した。

 投票でテーマに選ばれたのは「enter」。入り口や楽しませるといった意味を説明、楽しみながら有田の魅力を発信して、町の発展に貢献してとアピールした。

 佐藤さんは「大人になる前のワンクッションと、課題研究の意味合いを唯一設定していた。エンターの持つ可能性をうまくストーリーにできていた」と評価。「enter」チームの本田琴乃さん(18)は「佐藤さんが自分の仕事を楽しそうに話す姿を見て、デザインを楽しむことの大切さを感じた。それがうまく伝えられた」と喜んだ。

 佐藤さんは有田焼創業400年事業で制作した大皿を昨年5月、県に贈呈。その際に対面した有田高の生徒たちの熱意に感心し、授業が実現した。

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