旧富士小体育館改修問題の最終報告書の取りまとめに着手した佐賀市議会総務委員会=佐賀市議会

 佐賀市の旧富士小学校体育館改修問題で、全容解明を進めてきた市議会総務委員会(山下伸二委員長、8人)は25日、最終報告書の取りまとめに着手した。事業を主導し、2月18日付で辞職する畑瀬信芳副市長は報道各社の取材に応じ「市民に申し訳ない」と陳謝した。

 市議会総務委はこの日の会合で、最終報告書に盛り込む項目を議論した。「改修工事に関する起案」「体育館改修予算の流用」「公文書のあり方」「コンプライアンス」など、項目ごとに課題を指摘する形式で実態を明確化する。

 複数回の会合を開いて文言をまとめた上で、2月26日に開会予定の2月議会の冒頭、山下委員長が本会議場で報告する。当初は2月議会前に臨時議会を開く方向で検討していたが、日程的に難しいと判断した。

 報道各社の取材に畑瀬氏は「大きな混乱を生じさせ、市民、議会の信頼を損ねてしまい申し訳ない。職員に対しても大きな負担をかけ、心苦しく思っていた」と辞職を決断した理由を説明した。体育館改修は、サッカーJ1・サガン鳥栖の運営会社社長、竹原稔氏側への利益供与だったのではないかとの指摘に対しては「プロバスケットボールチームを佐賀につくりたいという一心だった。一点の曇りもない」と否定した。

 副市長が辞職を決めたことについて市議会の武藤恭博議長は「これまで総務委員会は長い時間を費やして、いろいろな問題を明らかにしてきた。絶対に起こしてはならない問題であり、市長はあいまいな形で答えを出すようなことはしないだろうと思っていた」と述べた。

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