展示パネルを見て懐かしむ来訪者=基山町宮浦の旧基山町公民館

 旧基山町公民館がこのほど取り壊されることになり14、15日の両日、お別れ内覧会が同公民館であった。

 1958(昭和33)年完成の旧公民館は、97(平成9)年に基山町民会館が開館するまでの39年間、中央公民館としての役割を担った。成人式など各種行事の他、青年団、地域婦人会と連携して55年に国が提唱した「新生活運動」の生活改善、結婚改善、栄養料理の普及、育児衛生の講習などを推進。とりわけ結婚改善では規約を定め、付設の公営結婚式場での挙式数は77年に延べ1000組にも達した。

 内覧会に訪れた70代の夫婦は「53年前にここで結婚式を挙げた」と話し、別の男性は「2階で英会話の勉強をした」と展示パネルを懐かしそうに見入った。

 閉館後は用具などの保管場所に利用してきたが、老朽化に加え、河川改修工事のため解体する。(地域リポーター・久保山正和=基山町小倉)

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