「カモーン」。声を張り上げるテニスの大坂なおみ選手。全豪オープンできょう26日の決勝に進出した。勝てば昨年の全米オープンに続く四大大会2連勝の偉業だ◆偉業といえばこの冬、ウインタースポーツで達成したのがジャンプの小林陵侑(りょうゆう)選手。欧州伝統の「ジャンプ週間」で4戦完全制覇を果たした。五輪で金メダルを取った笠谷、船木選手もできなかった快挙といえば、その価値が伝わるだろうか。それこそテニスの四大大会やゴルフのメジャー大会優勝に匹敵するといわれる◆ジャンプ競技が広く認知されたのは札幌冬季五輪(1972年)。70メートル級(現在のノーマルヒル)で笠谷、金野、青地の3選手が表彰台を独占、日本中が熱狂した。これ以降、原田、船木、葛西と日本選手は国際舞台で活躍している◆ところが、ジャンプ競技は日本選手が活躍していたころ、スキーの板やウエアなど規則が変えられてきた歴史がある。浮力を得ようとぶかぶかのウエアでは変更も致し方ないが、大型の外国選手に比べスキー板の長さも数センチで助走や重心の位置に影響する◆困難を乗り越えてきたジャンプ陣。「サッカーのように注目度を上げたい」という小林選手はきょう札幌・大倉山でのW杯に登場する。大坂選手の決勝の話題にかすむかもしれないが、凱旋(がいせん)ジャンプにも声援を送りたい。(丸)

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