佐賀県内で唯一、コンテナ貨物の輸出入を取り扱う伊万里港の2018年のコンテナ貨物取扱量が3万7346個(20フィートコンテナ換算)となり、3年連続で過去最多を更新した。17年に比べ1・8%(646個)増加した。運航会社間の価格競争による運賃の値下がりを背景に、多くの国際航路を持つ神戸港と結ぶ国際フィーダー(支線)航路が伸びている。

 県港湾課によると、18年に取り扱った貨物のうち輸入が全体の7割を占め、2万7434個(前年比1・8%増)に上った。輸出は9912個で、5年前の13年(3259個)と比べると約3倍に増えた。県内の製紙会社が韓国の釜山や神戸などのハブ港を経由して、段ボールの材料を東南アジアに送っていることが要因の一つだという。

 伊万里港では、韓国の釜山▽香港、釜山を経由する華南-韓国▽中国の大連-青島▽上海▽神戸との国際フィーダーの計5航路週7便(各航路週1便、釜山航路のみ週3便)が運航している。

 取扱量の増加に伴い、16年にはコンテナヤードで荷を積み上げるためのトランスファークレーン3レーンの供用が始まった。17年には4レーン目用のヤードを県が追加で整備し、荷役作業の効率化を進めている。

 一層の利便性の向上を目指す港湾課は「各メーカーの製造拠点が中国から東南アジアに移りつつある。東南アジアへの直行便の就航に向けて誘致活動を続けたい」と話す。

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