離陸直前、ガス気球から手を振るパイロットのトロイ・ブラッドレーさん(右)と副パイロットのレオニード・チュクチャエフさん=平成27年1月25日、佐賀市嘉瀬町

 佐賀から太平洋を横断し、北米大陸を目指すガス気球がこの日の早朝、佐賀市嘉瀬町の市防災ステーションを飛び立った。県内外から駆け付けた約300人の見物客に見送られたパイロット2人は31日にメキシコ・バハの沖合に着水。160時間34分をかけて1万711・6キロを飛行し、ガス気球による飛行距離と時間で世界記録を樹立した。

 挑戦したのは米国人パイロットのトロイ・ブラッドレーさん=当時(50)=とロシア人副パイロットのレオニード・チュクチャエフさん=当時(58)。ブラッドレーさんは2008(平成20)年冬にも記録挑戦のフライトを計画したが、天候不順のため断念。7年ぶりに挑んだこの時も離陸予定日が2回にわたって延期になった。出発までの約5カ月間、ガス気球の整備などにバルーニストたちを中心に延べ500人のボランティアがサポートした。

 見事に世界記録を達成した2人は17(同29)年3月、再び佐賀市を訪れた。挑戦を手助けした市民たちに謝意を示し、国際航空連盟(スイス)からボランティアに送られた感謝状を市に手渡した。

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