企業の事業引き継ぎや後継者育成の手だてを探った事業承継セミナー=佐賀市のグランデはがくれ

 佐賀県内の中小企業向けに事業の引き継ぎ方やM&A(合併・買収)について解説する事業承継セミナー(佐賀県事業引継ぎ支援センター、佐賀新聞社主催)が24日、佐賀市のグランデはがくれで開かれた。経営者ら約100人が参加し、講演や具体的な事例を通して、早期に取り組むべき対策や心構えを学んだ。

 タカラ物流システムで社長と会長を務めた大谷將夫氏が「中小企業のための『事業承継』対策のすすめ方」をテーマに講演した。

 大谷氏は事業承継を「経営者の最後の大事業」と位置付け「(承継には)10年かかる。対策は早ければ早い方がいい」と指摘した。具体的には「まずは、経営者と後継者が一緒に経営の現状を把握しなければならない。経営方針などを定めた経営計画書の作成も重要になる」と述べた。

 後継者に求められるものとして、経営学や時代の流れを先取りする感性とともに「『人間学』が経営の一番の根幹。人間関係が良好に保てないと、人の上には立てない」と強調した。

 セミナーでは、県事業引継ぎ支援センターの担当者が県内のM&Aの事例を紹介し、事業の引き継ぎの経緯や成功のポイントを説明した。

このエントリーをはてなブックマークに追加