佐賀空港の夜間貨物便について佐賀県は23日、全日本空輸の事業計画見直しで3月31日から、佐賀―羽田線の全5往復が運休になると発表した。物流環境の変化で輸送量が減り、事業継続が困難になったことが要因。県は「現時点で復活の見通しは聞いていない」と説明している。

 県空港課によると、佐賀―羽田線の夜間貨物便は現在、全日空だけが週5往復で運航している。農水産物の空輸はダイヤ上、首都圏の市場の競りに間に合わないため利用されていない。全日空は運休後、旅客便の貨物スペースを利用したり、福岡空港を使ったりして対応する考えを示しており、県に対し「今の貨物の輸送に支障が出ないように努めたい」と説明している。

 夜間貨物便は2004年7月、羽田便の週14往復でスタートした。国内貨物の輸送実績は13年度に6299トンだったが、14年2月に関西便が運休になった上、機体が貨物専用機から旅客機になり、17年度には2040トンと約3分の1に減少していた。

 県空港課は「継続を求めていたが運休になり、非常に残念」と話した。一方で、全日空の旅客便は08年度から17年度まで、10年連続で過去最多の利用者数を更新しており「羽田便6便化の実現に向け、共に努力していくことを確認した」と説明している。

このエントリーをはてなブックマークに追加