巡視船「まつうら」の模型を寄贈した岩﨑慶次さん=唐津市二タ子の唐津海上保安部

 唐津市栄町の岩﨑慶次さん(77)が唐津海上保安部に2体目となる巡視船「まつうら」の模型を寄贈し、18日に同保安部から感謝状が贈られた。実物の50分の1のスケールとなる全長1・2メートルで、配備翌年の8年前に贈った模型の2・8倍の大きさ。「大きい分、操舵(そうだ)室の中も見え、椅子もつくった」とサイズの分だけ手間暇をかけ、忠実に再現した。

 船体はヒノキ材を加工し、アルミパイプや銅線なども使用。前回製作した後も体験乗船などで記録を集め、「商業船より複雑」な構造に迫った。今回はボタンを押せば、エンジン音が再現され、航海灯や停泊灯がともる仕掛けも備えた。

 岩﨑さんが所属するまちづくり団体「からつ夢バンク」(小島起代世代表)が設立20周年を記念し、海保が入る唐津港湾合同庁舎の新築祝いに昨年寄贈していた。趣味としてこれまで45体の船舶模型を手掛けてきた岩﨑さんは「新しいビルに見合うものを」と一番大きなサイズに挑戦。製作期間は前回(半年)の倍以上の13カ月を費やし、「最高の出来」と納得している。

 海保の本田雄一部長(51)は「精密で迫力があり、大事にしたい」とお礼を述べた。庁舎の目に付くところに展示する。

 岩﨑さんは現在、唐津港に昨春寄港した米国のクルーズ船スター・レジェンドを製作中。「唐津に来る船はぜんぶ作ろうと思っている」。クルーズ船の寄港が増え、ますます創作意欲が高まる。

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