グラウンドの雪を集めてかまくらを作る子どもたち=平成28年1月24日、嬉野市の塩田小

 佐賀県上空に記録的な寒気が流れ込み、各地で「数十年に一度」の大雪となった。佐賀市内の最高気温は氷点下0・6度で、35年ぶりの「真冬日」となり、降雪量は最大7センチを観測した。交通機関に影響が出て、路面凍結などによる交通事故も相次いだ。

 大雪によって公共交通機関は大混乱。市民生活はまひした。そんな中、有田町のJR有田駅に約8時間にわたって立ち往生した博多行き特急列車では、会員制交流サイト(SNS)などを通じて窮状を知った町民らが、おにぎりや飲み物、毛布などを乗客に差し入れ。温かな善意が話題を呼んだ。

 寒気は25日も居座り、雪も断続的に降り続いた。白石町では統計開始以降で最低の氷点下9・6度を記録した。唐津や伊万里など県内北西部の7市町で約1万8千世帯が水道管の破裂による漏水が原因で断水。行政当局は復旧工事や給水対応などに大わらわで、自衛隊に支援を要請した自治体もあった。(新元号まであと97日)

 寒気が立ち去った後も、水道管の資材で修理が追いつかず、一部地域では暮らしが元に戻るまで時間を要した。

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