佐賀県神埼郡吉野ヶ里町松隈の山中で20日に岡田幸子さん(79)=福岡市東区唐原5丁目=の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された夫の容疑者(70)=同=が遺棄前までの一定期間、幸子さんと共に行動していたことが23日、捜査関係者への取材で分かった。2人とも昨年10月から行方不明となっていた。容疑者が自身の車を使い、遺体を現場まで運んだ可能性も浮上している。

 県警によると、22日に逮捕された容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。殺害をほのめかす供述もしており、殺人容疑も視野に動機や経緯を調べている。

 捜査関係者によると、夫妻は2人暮らし。容疑者は昨年10月ごろ、自分の意思で自宅を出て行ったという。心配した幸子さんが同22日に福岡県警東署に行方不明届を出し、数日後に幸子さんの行方も分からなくなった。その後、2人は共に行動し、容疑者が不明前から使っている白の乗用車で移動。車上生活ではないものの、1カ所にとどまらずに過ごしていた可能性がある。

 幸子さんは今月中旬、首をひも状のもので絞められて殺害されたとみられる。容疑者は「車で遺体を運んだ」とも供述しているとし、17日に車で遺体を山中の現場まで運んで遺棄したとみている。

 現場は、道の駅吉野ヶ里「さざんか千坊館」から西に約200メートル。22日に広島県内で車を運転していた容疑者が発見された。

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