デビュー以来19連勝の日本記録を達成したチアズファンシー=平成6年1月23日、鳥栖市の佐賀競馬場

 佐賀競馬のチアズファンシー(牡・6歳、東美義厩舎)が、この日の第7レースで優勝し、デビュー以来19連勝の日本記録を達成した。この記録は現在も破られていない。

 1989(平成元)年、数多くの名馬を送り出した名門の社台ファーム(北海道千歳市)で誕生。中央競馬(JRA)には一度登録はされたものの未出走。92(同4)年9月に地方競馬の荒尾競馬でデビューし、93年3月までに10連勝。5月に佐賀競馬に移籍した後も勝ち続け、12月の中島記念で日本記録と並ぶ18連勝を達成していた。

 レースは10頭が1400メートルで争い、吉田順治騎手が騎乗する本命のチアズファンシーは序盤3番手につけ、最終コーナーで先頭に立つと、そのまま後続を一気に引き離し、2着に4馬身差をつける快勝を飾った。東美義調教師は「神経質だが、体は素晴らしく、勝負強い」と賞賛した。

 次戦で5位となり記録は途切れたが、その後も勝負強さを発揮して好走。94年11月のサラブレッドグランプリの4位を最後に引退。生涯成績は28戦で21勝、2位3回、3位2回だった。

 引退後は種牡馬となったが、活躍する産駒は出せず、98(同10)年に世を去った。

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