嬉野市監査委員事務局に請求書を提出した市民の会の宮﨑誠一代表(左)=市役所

 嬉野市の町並みが描かれた絵巻の横断幕の制作を巡り、業務を発注した当時の市職員が、受注者であるまちづくり会社「嬉野創生機構」の見積書や請求書を作成していたとして、市民団体「嬉野をよくする市民の会」は22日、住民監査請求をした。違法性があるとして、制作費29万1600円について職員らに損害賠償請求をするか、機構が返還するように求めている。

 請求書によると、2018年1月25日、契約当時の市職員が横断幕制作のため、市内の看板店に依頼した見積額を基に、機構に業務を委託したという。本来、機構が作成する必要がある見積書と請求書を、発注者側の市職員自らが作成したとして、有印私文書偽造に当たると指摘している。

 また、市職員は看板店から事前に18万3600円で見積もりを取り、29万1600円で機構に発注しているため、市が差額分の10万8千円の損害を被ったとして、背任罪にも該当するとしている。

 市民の会による監査請求は今回で3件目。市総務課は「内容を確認していないのでコメントできない」としている。

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