伝統工芸「木目込み」の技法で、へらを使ってまりに布を付けていく参加者=佐賀市のアバンセ

 伝統工芸「木目込み」の技法を用いて御殿(ごてん)まりを作る講座が16日、佐賀市のアバンセで開かれた。木目込み人形教授として、長年作り方を教えてきた鷲崎真雅恋(まがれん)さん(71)=佐賀市=が講師を務めた。受講者たちは、思い出の布を持ち寄って、まり作りに夢中になった。

 県立生涯学習センターが、“学びの循環”を目的とした「県民講師チャレンジ講座」の一つとして開いた。受講した8人は、全員が初めて木目込みに挑戦した。

 鷲崎さんは木目込みなど伝統工芸を継承することの意義を説明した後、受講者たちに木目込みの技法を伝授。使う布の厚さや付けるのりの量に注意し、へらを使ってまりの隙間に布を押し込むようにアドバイスした。

 鷲崎さんは「伝統工芸を知ってもらいたいという思いがあった。もうすぐ、ひな祭り。自分のおひなさまを作ったり、展示したりしてほしい」と望んだ。

 佐賀市内から、双子の妹と訪れた山田明子さん(54)は「木目込みに興味があった。手芸が好きで、パッチワークをするときの布を使った」と話し、自分だけのまり作りを楽しんだ様子だった。

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