第72回東西松浦駅伝大会(佐賀新聞社主催、唐津市陸上競技協会・伊万里市陸上競技協会・有田町陸上競技協会主管、佐賀ダイハツ販売特別協賛)は27日、有田町の同町東出張所前から唐津市の唐津神社までの8区間59.8キロで競う。
前回大会の10位以内と予選会を勝ち抜いた8チームに、唐津・東松浦、伊万里・西松浦両地区の選抜2チームを加えた20チームが郷土の誇りを胸にたすきをつなぐ。
大会を前に出場チームを紹介する。(名簿の数字は年齢、○内は出場回数)
鏡体協 総力戦で巻き返しを
一昨年の優勝チーム。昨年は主力のけがや流出が響き、まさかの17位に沈んだ。巻き返しを期す今大会は美間坂斎が復帰。力のある新人も加わり、総力戦で2年ぶりの表彰台を狙う。
優勝を知る美間坂、盛田で序盤に流れをつくれるかがポイント。県内一周駅伝出場の山浦や昨年6区区間賞の中島ら実力者が顔をそろえ、サッカー経験者で初出場となる中村誠の奮闘にも期待がかかる。
脇山監督は「チーム全員が復活に向けて燃えている。2年ぶりの表彰台に上がり、地元の期待に応えたい」と意気込む。
監 脇山規矩雄 70(11)
選 盛田 和基 34(16)
〃 川原 一城 47(27)
〃 中村 貴寛 37(15)
〃 波多 勇気 36(6)
〃 山浦 和人 34(6)
〃 美間坂 斎 30(8)
〃 岩下 莉奈 29(5)
〃 岩崎 貴広 28(5)
〃 中島 亮 28(4)
〃 菊池 隆文 41(20)
〃 中村 誠也 21初
SUMCO伊万里 2年連続完全優勝へ
過去12度の優勝を誇る強豪。好調な選手をそろえ、昨年と同じように前後半とも1位で大会2連覇を狙う。
前回加入1年目で優勝に貢献した加川、渕上のほか、出場9回目の河崎ら力のある選手が加わり、チーム内競争は激化している。
今年のテーマは“挑”。22歳の坂取は5000メートルを15分台で走るなど好調を維持。前回4区で区間賞の永益が積極果敢なレースでチームをけん引する。
友廣監督は「1区から攻めの走りを見せる。総合力を発揮して優勝を目指す」と意気込む。
監 友廣 直樹 52(12)
選 永益 邦弘 39(21)
〃 杉光 俊信 36(10)
〃 河崎 貴志 33(9)
〃 古賀 慶彦 33(14)
〃 土田 将太 31(13)
〃 梅田 諒承 30(8)
〃 樋渡 浩貴 27(6)
〃 松本 千弘 26(8)
〃 坂取 健斗 22(4)
〃 渕上慶一郎 20(2)
〃 加川 英文 19(2)
肥前町体協 8年ぶりの本戦出場
地区予選を勝ち抜き、8年ぶりの本大会出場。夏場から力のある若手を中心に合同練習を重ねており、高い士気のまま、本番のレースに挑む。
予選突破の原動力となったのは初出場の若手3人。唐津工高駅伝部で活躍した西島を中心に、唐津南高陸上部出身の井上耕、平田椋がチームをもり立てる。県内一周駅伝など経験豊富な中山、上りに強い鶴田らの力走で順位を引き上げたい。
チームの武器は地元の納所ランニングクラブで培った世代間の絆だ。平田俊監督は「子どもたちの励みになるような走りを」と期待する。
監 平田 俊夫 53(35)
選 川添 東林 59(33)
〃 中山 兼治 41(22)
〃 鶴田 尚武 40(10)
〃 井上 優慶 39(17)
〃 北原 将行 39(15)
〃 久保 将造 36(7)
〃 宮崎 和希 23(5)
〃 井上 研 19(2)
〃 西島 滉希 19初
〃 井上 耕 18初
〃 平田 椋士 19初
二里町体協 シード権獲得に一丸
2017、18年と2年連続の12位。エース級の新戦力が加入し、念願のシード権獲得にチーム一丸で挑む。
県内一周駅伝のメンバーで昨年まで青嶺中校区体協で活躍した佐々木が加わり戦力が充実。昨年エース区間を担った永尾やチーム最多33回出場の牧瀬ら経験豊富な選手たちも調整は順調で、合同練習を重ねて本番に備える。
「前半重視のレース展開で7位を目指す」と大宅監督。「町民の熱い応援を力に変え、粘りを見せてほしい」と話し、選手たちの力走に期待を寄せる。
監 大宅 弘幸 55(25)
選 牧瀬 光之 57(33)
〃 山田 久生 36(13)
〃 川原 敏裕 45(27)
〃 草野 建 33(11)
〃 永尾 幸大 31(11)
〃 田中 孝幸 31(11)
〃 西岡文太郎 29(7)
〃 中尾 浩司 20(2)
〃 八島 康祐 39(14)
〃 佐々木隆文 27(5)
〃 吉永 成吾 41(2)