池田さんとの思い出を語る参加者=佐賀市立図書館

 昨年1月に86歳で亡くなった、詩人で地域文学研究家の池田賢士郎さん(佐賀市)をしのぶ会が19日、佐賀市立図書館で開かれた。池田さんの創作や研究活動に関わった詩人ら約30人が出席し、池田さんの功績を振り返りながら別れを惜しんだ。

 大学時代から親交があり、佐賀新聞の読者文芸で選者を務める小松義弘さん(78)=唐津市相知町=が「佐賀の文学を大切にしてきた池田さんの考えや、やりたかったことを考えなければと思った。彼の仕事や日常の言動を多くの人と共有したい」とあいさつ。出席者は「あらゆるところから資料を見つけ出して読み込む緻密な人」、「人の話を聞き出す名人」など池田さんの人柄に触れ、思い出を語り合った。

 池田さんは1945年に若手の詩人たちと「現代詩研究会」を発足、70年代には詩誌「はんぎい」を創刊した。歌人鶴田淡雪(白石町出身)の研究書を出版するなど郷土文学の研究にも尽力した。

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