鬼火たきで無病息災を祈る住民=佐賀市富士町麻那古地区

 無病息災を祈る「鬼火たき」がこのほど、佐賀市富士町の麻那古地区で開かれた。地域住民約40人は積み重なった竹に火を付け、空へと上る火柱を見つめた。

 子どもからお年寄りまで幅広い世代が参加した。住民らは、昨年12月下旬に竹を積み上げて約6メートルの鬼火小屋を準備し、当日は午前6時半に点火。「ボカン、ボカン」と音を立てながら竹は燃え、参加者は火が消えるまでの2時間、見つめた。

 麻那古地区の自治会会長、嘉村豪(たけし)さん(64)によると、鬼火たきは数十年前から引き継がれる伝統行事だったが、人口減少に伴い12、13年ほど前に途切れた。今回は地区の役員で話し合い、再び鬼火たきを始めることになった。

 火が消えた後、残り火を使って餅を焼き、参加者全員で味わった。さらに、地区の約40軒を回り、竹の先にわらを付けて地面をたたく「もぐら打ち」も行った。

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