さようなら会を面浮立で盛り上げる児童=平成18年1月20日、嬉野市の大草野小学校

 旧嬉野町と旧塩田町の境に位置し「組合立」として運営されていた大草野小学校が、平成の大合併で「嬉野市立」となったことを受けて、「さようなら会」を開いた。地域住民ら約150人と児童202人が参加し、組合立の歴史を締めくくった。

 大草野小は1875(明治8)年に開校。「塩田町・嬉野町小学校組合立」となったのは1963(昭和38)年だが、それも「平成の大合併」が引き金だった。塩田町は56(同31)年に3町村の合併で誕生。大草野地区は地理的、経済的に結びつきの強かった嬉野町への編入を主張し、町当局と対立した。7年間にわたる紛争を経て、一部が嬉野町に編入されて決着を見た。町境が変更され、小学校は両町で共同運営となった。

 2006(平成18)年1月1日で両町が合併し、嬉野市が誕生。学校はそのまま「市立」として引き継がれた。さようなら会では、6年生34人に思い出として「組合立」の卒業証書が贈られた。伝統芸能の面浮立なども披露された。

 平成の合併が進んだこともあり、全国的にも組合立での運営は減少。現在、組合立の小学校は全国で10校となっている。(新元号まで101日)

 

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