真剣な表情で「佐賀海苔 有明海一番」を選定する食味検査員=佐賀市の佐賀県有明海漁協本所

 佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの最高級品「佐賀海苔(のり) 有明海一番」を選定する食味検査が18日、佐賀市の県有明海漁協で開かれた。食味検査員の資格を持つ41人が、摘み取られたばかりの冷凍網ノリ(冬ノリ)の中から生産者が自信を持って出品した120点に対し、最高級のお墨付きが与えられるか審査した。

 「有明海一番」は秋ノリと冬ノリの一番摘みの中から厳選された最高級品。柔らかさやうま味、香りなど七つの評価基準を満たすことが条件で、選ばれるのは1万枚の中から3枚程度。1枚約300円で販売される。

 この日の食味検査では、1人12点ほどの選定を担当。機器による測定などで合格ラインぎりぎりに設定された基準ノリと比較し、「柔らかさ」「うまみ・香り」の2項目が勝るか劣るかを5段階で評価した。検査員の女性(42)は「全体的に柔らかくておいしかった。微妙な差なので審査が難しかった」と語った。食味検査は同日、西九州大でも行われた。

 漁協の松尾修参事は「今季は水温が高くて海況が悪いが、生産者が苦労しながら今のところはおいしいノリが採れている」と話した。基準をクリアしたノリは、25日に佐賀海苔共販センターで開かれる今季4回目の入札会に出品される。

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