御正忌で雅楽演奏を披露する子どもたち=有田町の法泉寺

 有田町上本村の法泉寺(桃谷法信住職)で12日夜、子ども雅楽が披露された。地元の園児から中学3年までの11人が、笙(しょう)や篳篥(ひちりき)などの雅楽器を演奏。集まった門徒や地域住民らが聴き入った。

 法信住職の曾祖父で3代前の自牽住職は、明治時代に地元で本村雅楽を創始し、周辺地域にも雅楽を広めた。その一つで、長崎県佐々町に伝わる神田雅楽の一行が2002年春、同寺を訪問し雅楽器を寄贈。これを機に子ども雅楽団が結成され、大正時代ごろには途絶えていた本村雅楽が復活、継承されることになった。

 子どもたちは曲川神社のまつりなど地域の行事で年6回ほど披露。この日は同寺の御正忌の中で演奏した。打楽器の鞨鼓(かっこ)、鉦鼓、楽太鼓や、管楽器の篳篥や笙などを用い、「越天楽(えてんらく)」など6曲を奏でた。

 西有田中3年の岩崎歩来さん(14)は「伝統が途絶えないよう、この先も受け継いでいってほしい」と話していた。

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