受講生の半数を女性が占める「住環境CAD科」。施工技術を学ぶ受講生=佐賀市のポリテクセンター佐賀

 佐賀市兵庫町の「佐賀職業能力開発促進センター」(愛称・ポリテクセンター佐賀)で、女性受講者が増加している。訓練と家庭の生活を両立してもらえるよう訓練期間や授業時間を短縮したほか、周辺の託児サービスを提供する支援策が好評で、女性受講者はものづくりの技術を身に付け、製造業や建築関連への再就職につなげている。

 ポリテクセンター佐賀は、公共職業安定所長の受講推薦や支援支持などで受講できる。女性受講者の割合は全国平均24・3%(昨年10月末時点)に対し、同施設は34・8%(昨年11月時点)と大きく上回っている。昨年度の就職率も全国平均を1・4ポイント上回る89・1%だった。

 2015年に厚生労働省の通達を受けて、無料の託児サービスをスタート。利用者は自宅近くかセンター近くの幼稚園、保育園を選ぶことができるという。

 本年度は昨年7月に育児や介護など家庭との両立に配慮した「ものづくりベーシック科」を立ち上げた。子どもの送り迎えなど受講者が家庭と訓練を両立できるよう、訓練時間は午前10時以降午後3時までとした。就学前の子ども3人を育てる浅川美智さん(41)=佐賀市=は「家では集中して勉強に取り組むことができないため、託児サービスは助かる。資格を身に付けることで、自信や新たな就職に結びつけたい」と意気込む。ポリテクセンター佐賀の井本栄一所長は「企業の働き方改革が進んでいく中、訓練においても、育児や介護と両立できるように、受講しやすい体制を整えていきたい」と話した。

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