鳥インフルエンザが疑われる事例の発生を受け、殺処分や消毒活動に備えて防護服を着る行政関係者ら=平成27年1月17日、有田町の町体育センター

 有田町の養鶏農場の鶏から、簡易検査で鳥インフルエンザウイルスが確認された。県内では疑い事例も含めて初めての発生だった。県は翌18日未明、遺伝子検査で高病原性ウイルスを確認。県や町、農協の職員のほか自衛隊派遣も要請し、2千人以上の体制で計7万2900羽の殺処分を含む防疫作業に当たった。

 17日午後1時ごろ、有田町の養鶏農家から県に「15日から死ぬ鶏が増えている」と通報があった。中部家畜保健衛生所(佐賀市)の簡易検査では10羽中7羽から陽性反応が出た。遺伝子検査で高病原性のH5N8型と判明した。

 18日23時ごろまでで殺処分を終え、死骸の埋却や鶏舎の消毒といった防疫措置は20日午後8時40分に完了した。氷点下の寒さや慣れない作業で、気分が悪くなり運び出される職員らも目立った。

 現場から半径3キロ圏内の養鶏場には鶏や卵の移動制限が敷かれ、10キロ圏内にも搬出制限がかかった。移動制限は2月11日午前0時まで24日間続いた。

 2017(平成29)年2月には、江北町でも鳥インフルエンザが発生し、鶏7万1千羽が殺処分された。

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