九州新幹線長崎ルートの整備方式の見直しを巡り、与党検討委員会の山本幸三委員長(衆院福岡10区)が18日、佐賀県を訪れて山口祥義知事と意見交換をする。未整備区間の新鳥栖-武雄温泉間をフル規格やミニ新幹線で整備する場合に生じる佐賀県の財政負担の軽減策の検討状況などを説明するとみられる。山口知事は追加負担には応じない考えを改めて示す見通し。

 山本委員長は昨年8月に山口知事と県庁で会談した際、フリーゲージトレイン(軌間可変電車)の導入を断念したことを陳謝し、フル規格かミニ新幹線の2択で検討を進めることへの協力を要請した。また、沿線の佐賀県に生じる追加負担についても「軽減するために最大限努力する」と言及していた。今回の面談は山本委員長側から県に要請があり、日程を調整していた。意見交換は非公開で行う。

 山口知事は昨年12月投開票の知事選で、整備方式の見直しに関して巨額の財政負担や在来線への影響などを理由に「特にフル規格は受け入れられない」と訴えて再選した。長崎県の中村法道知事と1月9日に佐賀市で面談した際も同様の考えを伝えた。両知事は、整備の方向性を国が責任を持って示すように求めることでは一致した。

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