2月末に閉店するイオン上峰店。跡地を中心市街地活性化事業に活用することで上峰町とイオン九州が合意した=三養基郡上峰町坊所

 佐賀県三養基郡上峰町の大型商業施設「イオン上峰店」が2月末に閉店することを受け、上峰町と同店を運営するイオン九州は15日、同店跡地を中心市街地活性化事業へ活用することで合意した。イオン九州は、再開発施設への出店を含めた条件が整い次第、町に土地・建物を無償譲渡する。

 両者は、町が進めている中心市街地活性化事業へ同社が参画することや、同社が所有する上峰店跡地を事業用地として活用することを定めた基本合意書を交わした。

 活用するのは、同店跡地約3万9千平方メートル、鉄筋コンクリート造り4階建て延べ床面積約3万5500平方メートルの店舗、鉄骨造り5階建て延べ床面積約1万2500平方メートルの立体駐車場など。譲渡条件が整えば、町は6月議会をめどに土地・建物の取得議案を町議会に提案する。可決後に、同社と譲渡契約を結ぶ。

 町は月内にも、民間資本で再開発事業を請け負うPFI事業者の募集を始める予定。5月をめどに事業者を決め、2021年夏のオープンを目指して本格的に事業に入る。現店舗は解体する。イオン九州は再開発後の新施設へ出店したい意向を町に伝えているという。

 同店を巡っては、イオン九州が昨年5月の取締役会で閉店を決定。武広勇平町長が同6月の定例会見で跡地を無償で取得したい意向を表明し、7月に文書で要請していた。

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