維新博の閉幕に花を添えたフィナーレイベント=佐賀市城内の幕末維新記念館前

 明治維新150年に合わせて、佐賀県内各地を舞台にした「肥前さが幕末維新博覧会」が14日、閉幕した。優れた人材を輩出して明治維新を主導した佐賀の歴史を発信し、10カ月にわたった期間中の来場者は223万人を超えた。郷土の誇りを醸成して未来へつなげるというコンセプト「志」は、今夏に県内で初めて開かれる全国高校総合文化祭(2019さが総文)へと引き継がれる。 

 佐賀市城内のメインパビリオン幕末維新記念館前ではフィナーレイベントが開かれ、約1500人が集まった。新たに創作された迫力あるパフォーマンス「さが維新おどり」が披露され、会場を盛り上げた。午後6時23分、記念館最後の来場者をスタッフ約30人が見送り、全員が横一列に並んで「ありがとうございました」と深く一礼した。

 山口祥義知事は「来場者やスタッフら、みんなで作り上げてきた。これから佐賀を盛り上げ、一人一人が志を持って生きていくために博覧会を忘れず、将来に生かしてほしい」とあいさつ。「志」の文字とスタッフの名前を書き入れた木の葉型の寄せ書きを、さが総文の生徒実行委員長に手渡す引き継ぎ式もあった。

 式の後、取材に応じた山口知事は「博覧会を思い出したい時に立ち寄ることができるコーナーを設けられないか検討中。どういう残し方がいいのか考えたい」と述べ、展示を活用していく意向を明らかにした。

 博覧会は昨年3月17日に開幕し、会期は304日間。関連イベントを含めた県内全体の累計来場者数は目標の100万人の2倍以上となった。佐賀市内の有料施設の来場者も3会場合わせて63万3443人となり、目標の50万人を大きく上回った。

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