県内に住む外国籍の市民3人の話を通じて、約40人が国際理解を深めた

祖国との文化や習慣の違いを述べた園部ニコルさん(左から2番目)ら=佐賀市立図書館

 佐賀県に住む外国籍の市民が語るイベントが13日、佐賀市立図書館で開かれた。日本で暮らす中で驚かされたこと、祖国と異なる家族や社会の在り方について報告。多様な文化を尊重しながら共生する大切さを訴えた。

 佐賀市国際交流協会が訪日外国人との交流の在り方のヒントにしてもらおうと開き、今回で12回目。

 オーストラリア出身の園部ニコルさん(49)、ニュージーランド出身の作田スティーブン法道さん(40)、タイ出身のツィウィラショット・パッタラヤーさん(21)がパネリストを務め、約40人が聴講した。

 パッタラヤーさんは、行政が細やかにルールを決める点に触れ「ごみの分別が大変でびっくりした」と感想を述べた。ニコルさんは日本の母親が抱える家事の多さに驚き「母国では子どもが家事を分担するのは普通。何から何まで面倒を見る日本のお母さんは本当にすごい」と指摘した。

 スティーブンさんは日本人と外国人の間に生まれた「ハーフ」への接し方について「(日本で育ち外国語が話せないケースがあり)まずは日本語で声を掛けてほしい。外見だけで判断しないで」と呼び掛けた。

 「約束事、公共交通が時間通りなのは日本の良さ」「海外から訪れる観光客や技能実習生は、異文化を尊重する心構えを持って」などの意見も出ていた。

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