「幕末、唐津藩のかじ取り」のテーマで講義する山田洋さん

 今年も19日、「からつ塾」の年初講義を受け持つ。同塾運営委員で松浦史談会会長。江戸時代、出自や身分に関係なく学んだ民間塾の精神を受け継ごうという塾にふさわしい「講書始」だ。

 テーマは「幕末、唐津藩のかじ取り」。佐賀藩や薩摩藩など有力な外様大名が倒幕に動く中、佐幕派とされた唐津藩は難局をどう乗り越えたか。最後の藩主小笠原長国を中心に激動期を振り返る。

 明治維新150年の締めくくりの意味もある。「維新博を通じて佐賀藩の輝かしい業績に光が当たったが、唐津藩でも地味ながらひと味もふた味も違う歩みがあったことを知る機会となった」と語る。

 長国の養嗣子長行と交流があった数学者宗田運平もその一人。庄屋の傍ら天文や暦学を学び、民間塾を主宰した。「そうした唐津の教育的風土が耐恒寮をはじめとする人材育成の基盤づくりにつながった」と言い「(明治維新事業の成果として)子どもたちにも伝えていきたい」と思いを新たにする。

 講義は19日午後3時から唐津ビジネスカレッジ(JR東唐津駅そば)で。大人1000円、高校生以下500円。電話0955(77)1771。

このエントリーをはてなブックマークに追加