平成のイメージは「変化」-。14日の成人の日に合わせ、佐賀新聞社が県内の新成人20人に平成を象徴する漢字や言葉を尋ねたところ、「進」「急」「動」など社会のめまぐるしい変化を表す漢字が多く挙がった。多発する災害に不安を抱く若者も目立ったが、新時代に向けては「活気のある佐賀になってほしい」など前向きな声が多かった。

 学生13人、社会人7人にアンケートを実施。平成という時代について、インターネットやIT分野に代表される「変化」をイメージする新成人が多かった。

 「速」を挙げた伊藤真輝さん(佐賀市)は「常に情報を更新する必要があるので、気を抜くと置き去りにされる」と時代の特徴として変化の速さを挙げる。濱松海斗さん(同)は「環境や社会がどんどん変わった」として「動」を選んだ。

 毎年のように起きた大きな災害も、若い世代に強い印象を与えたようだ。2018年の「今年の漢字」に選ばれた「災」を挙げた新成人が4人と最も多く、中村彩歌さん(神埼市)は「熊本地震などでたくさんの人命が奪われ、心を痛めた」と話した。

 ネットや会員制交流サイト(SNS)の急速な発達によって、若者の視野やネットワークが海外にまで広がった。「輪」を選んだ光冨瑠華さん(鹿島市)は「SNSの普及で世界中の人とつながれる時代になった」、諸岡美咲さん(佐賀市)は「LGBTやジェンダー問題に関する意識が進んだ」と、多様性を受け入れる社会へ前進したと評価した。

 「新時代にはどんな佐賀になってほしいか」との問いには、「若い世代が中心となって地域を盛り上げたい」など、活気のある地域を望む回答が多かった。「子育ての環境をもっと良くして」など、積み残した課題の解決を新時代に託す声もあった。

 アンケートでは、平成最後の成人式にどんな思いで臨むかも聞いた。「特別な思い入れはない」など冷静な意見が目立ったが、「次の時代に乗り遅れないようアンテナを高くしたい」など、改元後を見据える新成人もいた。

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