入れ食い状態で、釣り糸を垂れただけでどんどん釣れるサンマ=1999年1月14日、伊万里市山代町久原

 サンマの産地といえば北海道や東北が思い浮かぶが、伊万里湾でもこの日、湾内にサンマの大群が現れた。うわさを聞きつけた釣りファンや近所の人が海岸に殺到し、いつもは静かな海岸が“サンマラッシュ”に沸いた。

 伊万里市山代町久原の堤防には、100人を超す釣り人が竿を並べた。海面から魚影がはっきり見えるほどの大群が海岸を回遊し、サビキ釣りで入れ食い状態に。型は30~40センチで、30分ほどで50匹を超える釣果をあげる人もいた。市内から訪れた男性は「すごいですよ。今の経済もこのサンマのように景気よくなってくれたら」と話していた。

 イルカに追われて大群が伊万里湾に迷い込んだのが要因とみられ、2012(平成24)年や14(同26)年の冬にも同様の大群が現われた。ただ、秋に比べて脂はのっておらず、塩焼きはいまいち。クーラーボックスは苦労せずにいっぱいになったが、刺し身やすり身揚げにしたりと、釣り人たちはその後の料理に頭を悩ませたという。(新元号まであと107日)

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