井上和彦さん(殿様版)

 ■安倍晋三首相は4日、三重県伊勢市で年頭記者会見に臨み、新元号について「国民生活への影響を最小限に抑える観点から、先立って4月1日に発表する」と表明した。(5日付1面)

 30年前、新元号「平成」が発表された時のことを思い出す。当時30歳。それまで使っていた書類のひな形などが全て「昭和」だったため、急いで新元号のゴム印を作り、配って回ったのを覚えている。

 右肩上がりの昭和を知っているだけに、平成はネット技術などの進歩は著しかったが、停滞感があった印象。人口減や高齢化社会について抜本的な対策が打たれないまま次の時代に進もうとしている。

 ■日本企業が関連する2018年の企業の合併・買収(M&A)の総額は前年比約2・2倍の29兆8802億円となり、19年ぶりに過去最高を更新したことが4日、調査会社レコフ(東京)の集計で分かった。武田薬品工業やソフトバンクグループ関連の大型案件がけん引した。(同9面)

 今の景気はやや上昇とみる向きがある。しかし私を含め、地方都市に住む人には実感は乏しいのでは。好調な企業は国外の企業を買収しグローバルに成長していく。都市と地方、資本家と労働者の二極化がさらに進むのではと心配になる。

 ■囲碁の天才少女、小学4年生の仲邑菫(なかむらすみれ)さん(9)が最年少でプロ入りを決めた。異例の早さでのプロ入りで、低年齢化が進む囲碁界の象徴ともいえる。(6日1面)

 将棋の藤井聡太さんが登場したときも驚いたが、またびっくりした。若い才能の登場には希望を感じる。いったいどんな英才教育を受けてきたのか。このまま成長し、たくさんの記録を更新してほしい。

 ■朝鮮半島など東アジア情勢をにらむ米軍が、地理的に近い民間空港の福岡空港(福岡市)を重視する姿勢を見せている。最新の2017年までの統計では国内民間空港の中で米軍機着陸回数は2年連続最多だった。(8日2面)

 唐津市民は佐賀空港より福岡空港が近い。よく利用するが、軍用機の着陸を見た記憶は無く、記事には驚いた。年末から年始にかけて韓国とのレーダー照射問題も起き、関係が緊張している。米軍の利用頻度が高いのもうなずける。

 ■全日空グループのANAウイングスの40代男性機長から乗務前、アルコール反応が出た問題で、全日空は8日、機長が社内規定に反し、乗務の12時間前を過ぎても飲酒していたと発表した。飲酒の席には30代の男性副操縦士もいたが、機長は口裏合わせを依頼。2人は当初、飲酒した量や時間、場所についてうその説明をしていた。(9日23面)

 娘が航空業界に勤めているため気になった。車の飲酒運転に対する目が厳しい時代だが、逆行している。機長は乗客はもちろん、客室乗務員などスタッフの命も預かっている。その重大さを認識してほしい。

井上和彦さん61歳  唐津市

 2018年3月に唐津市役所を定年退職し、同年4月から唐津城館長。殿様の格好で来場者をもてなす。外国人に特に人気で、よく記念撮影を頼まれる。

このエントリーをはてなブックマークに追加