オウバイ

 冬の肌寒さがまだ残る早春には梅の花が咲き、少しずつ春の足音を感じられます。その同じ時期に黄色い梅のような花「オウバイ」が開花します。

 「オウバイ」は漢字で“黄梅”と書きますが、梅の仲間ではなくモクセイ科に分類されます。枝はつる性で細長く伸びて地面を這(は)い、そこから新たに根が発生し繁殖します。

 日本では薬用に用いませんが、中国では3グラム程度の花を乾燥させたものを煎じて服用すると利尿または解熱の効果を得られるとされています。葉は粉末にして塗布することで腫れものに効くとされています。

 花は、中国の旧正月(日本の2月)に咲くことから、漢名・生薬名は迎春花といいます。美しい春の花として人々の心を潤したオウバイのように、2019年は微力ながらも周囲の人の心を癒やせる年にしてはいかがでしょうか。

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