明治期、征韓論を巡って対立があった日本政府について生徒たちに説明する江島貴之記者=神埼市の神埼中

 佐賀新聞の記者が講師を務め、佐賀の歴史を伝える出前授業「さが維新塾」が11日、神埼市の神埼中学校(久保和彦校長)で行われた。江島貴之記者が講師を務め、明治期に征韓論を巡って対立があった日本政府について説明した。

 社会科の授業として実施し、2年4組の生徒33人が聴講した。江島記者はワークシートを使い、征韓論に関し、国内の整備を優先する派と征韓を優先する派の両方の立場について説明した。当時の政府内で対立していた肥前出身の4人にも触れ、「国がどう動くかが見通せない時代に、士族をどうするかという問題もあり、立場が分かれたのでは」と話した。生徒たちは配られた用紙にメモを取りながら、真剣な表情で話に耳を傾けた。

 グループワークや全体で意見を発表する場もあった。生徒たちは、費用面や外国との関係性などについて思いを巡らせながら意見を出し合った。

 国内の整備を優先すべきと考えた岸川綾人さん(14)は「国内を整備した方が、政治などがもっと良い方向に進むと思うから」と理由を述べた。

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