7・5メートルのはしごの上で妙技を披露する消防団員=平成26年1月12日、鳥栖市役所前

 鳥栖市の消防出初め式で、消防団による古式消防はしご乗りが披露された。出初め式の“華”として親しまれたはしご乗りはこの年で最後となり、9人の乗り手が、一本遠見や枕邯鄲(まくらかんたん)などの妙技を演じた。

 はしご乗りは市制50周年を記念し、2004(平成16)年から始まった。久留米、小郡市の古式消防演技をビデオで研究するなど1年前から準備、練習を重ねて完成させた。年頭の風物詩として人気だったが、団員の減少や、練習に長い期間と多くの人出が必要なことなどから、継続が困難となり、市政60周年を節目に終了することになり、これが最後の晴れ舞台となった。

 7・5メートルの高さの2本のはしごを使い、女性団員を含む乗り手9人を含む総勢35人が技を披露。吊亀(つりがめ)や連続技など難易度の高い技が繰り広げられるたび、観客から盛んな拍手が送られた。団員の一人は「正月らしい風物詩として多くの人に喜んでもらってきた。うれしい半面、やり残したような気も残る」と名残を惜しんだ。

 鳥栖市の出初め式はその後も毎年実施。今年は6日にパレードや五色放水などを行い、防火・防災への思いを新たにした。

このエントリーをはてなブックマークに追加