黒々としたノリを摘み取る漁業者=10日午後8時半ごろ、佐賀市川副町沖の有明海

 佐賀県沖の有明海で養殖された冷凍網ノリの摘み取りが本格化している。漁業者はノリが変色しない夜間に船を出し、冬の海での作業に励んでいる。初摘みの冷凍網ノリは、25日に開かれる今季4回目の入札会に出品される。

 10日夜も各地の漁港から多くの船が出港した。漁業者は沖合の漁場で作業用の小舟に乗り換え、2人1組で15センチほどに伸びたノリを機械で手際よく刈り取っていった。県有明海漁協大詫間支所(佐賀市川副町)所属の古賀恵一さん(36)は「少し遅れてはいるが、出来はまずまず。佐賀県のノリのおいしさは間違いないので、いっぱい食べてほしい」と語った。

 有明海のノリは秋と冬の二期作で、冷凍網ノリは冬ノリとも呼ばれる。網の張り込みは昨年末に解禁され、早い人は7日から摘み取りを始めている。漁協によると、水温、比重ともに平年並みで生育は順調だが、7日時点の調査では西南部の一部で赤潮による色落ちが見られるという。

このエントリーをはてなブックマークに追加