1949年のジュディス台風の被害を記録した写真を展示する「幻の写真展」=県庁の県民ホール

 1949(昭和24)年8月に県内外で猛威をふるったジュディス台風の被害を記録した「幻の写真展」が15日、佐賀市の県庁で始まった。小城市を流れる祇園川の氾濫による小学校水没などの被害を伝えている。19日まで。

 当時の水害で社屋の一部が流されるなど大きな被害を受けた天山酒造(小城市)の七田利秀会長が企画した。進駐軍広報部が撮影した被災写真(県立図書館蔵)17点を展示。屋根の一部を残して水没した岩松小や濁流に流された橋、建物の半分が流失した旅館などのほか、救助を求める住民の姿なども映し出している。

 この水害では県内で死者89人、行方不明者6人の被害が出た。七田会長は「ホタルで有名な祇園川だが、いつ別の顔を見せるか分からない。災害の記憶を風化させず、次の世代に語り継ぎたい」と防災を呼び掛けている。

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