三養基郡基山町の荒穂神社(佐賀県提供)

三養基郡基山町の大興善寺(佐賀県提供)

 佐賀県は8日、三養基郡基山町の「大興善寺」と「荒穂神社」を佐賀県遺産に認定した。大興善寺は「つつじ寺」として有名な観光名所。荒穂神社は愛称「どんきゃんきゃん」の「御神幸(みゆき)祭」が行われ、地域住民から親しまれている。基山町では初の認定で、県遺産は計51件となった。

 大興善寺は昨年、創建1300年を迎えた名刹(めいさつ)。江戸時代に建築された拝堂など歴史ある建造物に加え、地域住民らと協力してツツジを植え、観光名所として町内外の人から愛されていることが評価された。

 荒穂神社は、千年以上前に編さんされた「延喜式神名帳」に記載される由緒ある神社。御神幸祭で奉納される「災払(さいばらい)」「鉦(かね)風流」といった民俗芸能の継承や、地域住民のコミュニティーの場となっていることが決め手となった。

 松田一也町長は「町を自然と歴史と文化の町として売り出そうとしているので、いいタイミングで選んでもらえて良かった」と認定を喜んだ。

 基山町の2件は、県美しい景観づくり審議会(会長・大森洋子久留米工業大教授)が昨年12月、山口祥義知事に認定するよう答申していた。

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