年内に退任する意向を示した深川一太社長=有田町の深川製磁

 有田焼製造販売の深川製磁(西松浦郡有田町)の深川一太社長(70)は8日、「次の世代にバトンタッチしていく年にしたい」と、年内で社長を退く意向を示した。後任については明言しなかった。

 同日の仕事始め「くるまおろし」後の記者との懇談で明らかにした。昨年12月の天皇陛下の会見を引き合いに「次の時代を見据えられている」とした上で、「深川製磁も、私自身も次の時代に」と、世代交代を進めることを表明した。

 深川社長は4代目。同社で初めて、先代の生前に跡を継いでおり、先代と同様の方針を採りたいとした。「先代のように(後任を)見守ることが、次の世代を育てる上で大事なこと」との考えを示した。

 同社は1894(明治27)年創業、2018年3月期の売上高は10億4905万円。深川社長は1973年に入社し、86年に副社長、95年に父で3代目の故明氏の跡を継ぎ社長に昇格。有田焼創業400年では、400年有田の魅力展実行委員会委員長を務めた。現在、県経営者協会副会長、佐賀経済同友会常任幹事なども務めている。

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